パレオスタッフによる 朝渋イベントレポート ~人生を変える最後の時間術~
パレオスタッフによる朝渋イベントレポート
~人生を変える
最後の時間術~
──朝6:40
止まらない欠伸を抑えながら、朝日が昇り始めてやっと少し明るくなった代官山に降り立つ。
リモートワークが増え、早起きとは疎遠な生活を繰り返していた身体にムチを打ってやってきた。
関係の方にご挨拶を済ませ、物販の準備。
準備をし終えたくらいでピンク色で「FIGHT CLUB」の文字が入った黒いTシャツを着た、鈴木祐さん(愛称:パレオさん)が「おはようございますー」と爽やかにご来店。
ムキムキな身体に似合わないほどの甘い笑顔。奇跡のアラフィフだとお会いする度に思う。
(ここから先スタッフからはパレオさんと呼ばせてください。)
──7:10頃 開場。
続々とご来場の方がいらっしゃり、席が埋まっていく。
ユーザーさんともご挨拶したり物販を眺めてくださったり、
始まるまでの時間は少しゆったりと過ごす。
リアルでは40名近くの方がいらっしゃり、
配信では300名近くの方がご覧になっていたよう✨すごい。
──7:30頃 開始。
5時こーじさんの自己紹介と朝渋の紹介を行い、いよいよパレオさんのトークセッションかと思ったところで、
場をほぐすために隣の方と「どうして今日は参加したのか」「質問したいこと」などを話し合う。
マスク越しにも笑顔が見られ、朝の少し張り詰めていた空気が一気に和やかな雰囲気に。
──パレオさんの登場
パレオさんの紹介。
会場までは自転車で来られることや5時こーじさんも毎度大きくなっていることに驚かれ、
流れでマッチョになったと。
(いや、どんな流れ!と心のなかでツッコむ)
10万本の科学論文の読破と600人を超える海外の学者や専門医へのインタビューを重ね、
多数の執筆を手がけるサイエンスライター。
『最高の体調』『ヤバい集中力』『科学的な適職』
『不老長寿メソッド』『進化論マーケティング』他ベストセラー多数。
──いつからサイエンスライターを?
出版社に勤めているときからサイドワークとしてブログを始めていた。
7〜8年前に出版社を退職し、サイエンスライター一本になりました。
パレオな商品開発室は3〜4年前からやっています。
──パレオさんの1日の時間割
──軽い運動ってどんなことされているのですか?
もも上げみたいなことを30分くらいですかね~。
──えー、全然軽くない。笑
本来はもっと朝体動かした方がいいんですよね。でもこのくらいにしています。
午前中は集中力の続くうちに執筆などアウトプットをして、午後はリサーチやアイデア出しをしています。
──やっぱり朝がいいんですか?
クロノタイプ(朝方夜型)によるので一概には言えないですが、
僕の場合は朝が集中して出来るので朝にアウトプットする系の作業を持ってきています。
──テコンドーされてるんですね。
週3でテコンドーに通っています。もう少しで黒帯になれそうです。
ー1日の合間合間で運動されるんですね。
運動しないと脳が死んじゃうのでやってます。
運動のタイミングとしては、朝は脳に血液を流すために、
午後はストレス解消やリラックスのために行っています。
──ボーッとする時間はどんな風に過ごされてるのですか?
ボーッとする時間は本当になにもせずボーッとしていますね。
ピアノ練習で回転した脳を休ませるためにもこの時間を取っています。
ずっと脳が動いているとエンストをおこしてしまうので。
この時間を取ることで翌朝いいアイデアが浮かんだりするんですよね。
──最後の時間術本
──「最後の時間術本」ということで、出版の背景を教えてください。
高度経済成長の時はやればやるだけ成果・お金がもらえたので良かったけれど、
今のように経済が停滞している時代には合わない。
いくら頑張っても気分が落ち込む一方。頑張り屋さんほど割を食う時代。
時間効率ばかり気にしているとエンジンをふかし続けている状態になって、
集中している時、タスクは終わらせられるけれどアイデアは浮かばない。
──予期と想起
──「時間」と「時間感覚」の違いを教えてください。
「時間」は物理的な時間のことです。
「時間感覚」は脳内で処理される時間のことを指します。
「時間」は変えられないけれど「時間感覚」は変えられます。
──コロナになってテレワークが増えたりすることによって「時間」が増えたはずなのに、
「時間感覚」は長くなっていない気がするのはなぜでしょう?
細切れの時間が多いとタスクが多く感じて、脳の情報処理が追いつかないんですよね。
便利になった一方、脳が追いつかなくなってきている。
──いつも忙しそうにしている人にタスク書き出させると意外とタスクでてこない人も居ますよね~
いますね~笑
予期と想起のフレームワークで自分がどういうタイプなのかを知ることで、自分にあった方法がわかるようになります。
自分のタイプを知りたい方はこちらから
──鈴木さんは?
私は容量超過×怖がりタイプですね。
それぞれのタイプに対してタスクに対するアプローチの仕方が違うので自分のタイプを知るといいと思います。
また、プライベートと仕事で切り替えている人はそのモードでやってみるといいと思います。
──集中できない現代病
──やらなきゃいけない仕事があるのに、スマホが気になってしまうのですが、どう向き合えばいいですかね?
環境を変えるしかないっすね~。
自分でコントロールするのは無理です。
SNSやゲームは本能が気になるように作られているので私は、通知ブロックしたり、
SNSを見れないようにする専用ツール(アプリ)を使っています。
──無駄を楽しむ
余白・余裕作り
──余白や余裕を作りたいのですが、SNSを見ていると人が頑張っている姿を見て、
自分も頑張らないと…となってしまいなかなかそういう時間をつくることが難しいのですが…
SNSには基本いいことをあげるのでねー。
──比較ゲーム、競走ゲームに巻き込まれてしまうんですよね。
身の丈にあった頑張り方をしないといけない。
努力の方向を間違えてしまいがちなので、SNSは麻薬と思った方が良いですよ。
手に入らないものを追わせる感じが麻薬と同じですからね。
──じゃあSNSやめた方がいいですね!(笑)
とはいえ、仕事柄使わないといけない方もいると思うので、そういう方はうまくコントロールしないといけないですよね。
鈴木さんはどうされているんですか?
1日3回しか見ないなど決めています。いわゆるRomはしないですね。
2歳と4歳の子のめちゃくちゃかわいいインスタだけ見てます(笑)(とても以外なキュートな一面)
SNSはステータスゲームだなと思って、とにかく自分の実績を作ることの方がよっぽど大事ですね。
──無駄を楽しむ、余白作りが大事なのはわかるのですが、「この時間にライバルは頑張っているのではないか」と思ってしまって…
運動・睡眠と同じでカレンダーをブロックして「余白の時間」の優先順位を高くすることですね。
自己コントロール次第で、無駄を楽しむときめたらとにかく楽しむ感覚をもつことが大事です。
──午前中だけ働くを
実現するために
──「午前中だけ働く」を実現したいのですが、何だかんだ仕事をしちゃいます。
不安とステータス系に分かれます。
不安は「このままで生きていけるのか」というところからきているので、
ミニマムコストをだして、どのくらいあれば生きていけるかをExcelでだしてます。
90歳まで生きると設定して、生活費などを計算すると意外と少なくてもいいことがわかるとそれで不安が減ります。
お金がストレスの原因になることが多いので、ミニマムコストがわかるだけで何となくの不安から離れられますよ。
時間術の常識を覆す
「YOUR TIME (ユアタイム)」が
気になった方はこちらから。